音階は楽器を弾く上で基本となるものです。
練習の最初に必ず弾くようにしましょう。
音階を弾くことによって、指ならしもできますし、和声感も身につきます。
曲を弾く前にその曲の調の音階を弾くようにするといいですね。
もくじ
音階の練習方法
一音ずつ音程を確かめながら弾く
まず最初は一音ずつ音程を確かめながら、ゆっくり弾きましょう。
音程がとれているかわからなくなってしまうので、ヴィブラートはかけないでください。
この時、ボーイングも正しくできているか確認しながら弾くとなおいいですね。
スラーをつけて弾く
音程が正しくとれるようになったら、まずは2音ずつスラーをつけて弾きます。
次は4音スラー、次は8音スラーというように倍にしていきます。
2オクターブの音階の場合は最終的に16音スラーで弾けるように、3オクターブの音階の場合は8音スラーの次に12音(1小節)スラーにし、最終的には24音(2小節)スラーで弾けるようにしましょう。
アルペジオ(分散和音)の練習方法
一音ずつ音程を確かめながら弾く
アルペジオも音階同様、まず一音ずつ音程を確かめながらゆっくり弾きましょう。
アルペジオは音階と違い、音がとんでいて音階よりも音程をとるのが難しいので音程がちゃんととれるようになるまでゆっくり繰り返し練習してください。
スラーをつけて弾く
音程がとれるようになったら、スラーをつけて練習します。
まず1拍スラーにします。3連符の場合は3つ、16分音符の場合は4つずつです。
スラーの途中にポジション移動がある場合、そこで弓を止めないようにしましょう。
最初はポジション移動の時に間の音が入ってもいいので、レガートで弾けるように努力してみてください。
音階教本紹介
よく使われているのが小野アンナ音階教本。
あとは私が子供の頃使っていた、フリマリー音階教本ですね。
カール・フレッシュは上級者向けなので、最初は小野アンナかフリマリーがオススメです。
まとめ
- 音階・アルペジオは一音ずつ音程を確かめながらゆっくり練習する。
- ヴィブラートはかけない。
- 音程がとれるようになったら、スラーをつけて練習する。
- ボーイングも正しくできているかチェック。
- 音階教本は小野アンナかフリマリーがオススメ。